よくある質問
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メルペイ定額払いのリスクは?
決済アプリのメルペイも、リボ払いのようなサービスを開始。
メルペイのスマート払いは以前からありましたが、さらに、定額払いなるものが開始されています。
メルペイ定額払のスタート
メルペイのスマート払い、定額払いが始まるとリリースされました。
毎月定額で支払いができる制度のようです。
毎月20万円を上限に定額払もできるとのこと。
今までも、スマート払いはあったものの、ここに定額払が2020年7月より導入されています。
手元にお金がなくても、定額で計画的に支払えるというメリットが打ち出されていますが、クレジットカードのリボ払いと同じです。
キャンペーン期間終了後は、手数料名目で年利15%の利息を取られるとのこと。
リボ払いも開始当時は、一定額の支払で済む、便利みたいに打ち出されましたが、返済額は固定でも、高利が設定されているため、高い利息を取られながら、徐々に借金額が増えていくものでした。
多くの多重債務者を生み出した方法です。
スマートなネーミング
ネーミングでなんとなく大丈夫そう、安全そう、便利そうと思っても、実態を理性的に見ることが必要です。
特に、手数料、利息など費用面のチェックは大事です。
ネーミングが違うだけで、実態は全く一緒だというものは多いです。
給料ファクタリングなんて新しい資金調達方法だと思いきや、金利を見たらヤミ金と同じというのが例ですね。
新しいネーミングで新しい商法のようにみえるけど、実態は金利数百パーセントという業者もいます。
メルペイとは?
まず、メルペイですが、フリマアプリを展開しているメルカリが開発した決済サービスです。
ユーザー数は、約600万人にもなっているようです。
ソフトバンク系が展開しているPeypayや、LINEpayなどの決済サービスと同じよう利用している人もいるかと思います。
特にメルカリを利用している人は併用している人も多いかもしれませんね。
メルペイスマート払いは、メルペイを利用して、今月の購入代金を翌月にまとめて支払えるサービスとのことです。
その都度、支払が発生せず、翌月に払えるわけですね。
クレジットカードでの翌月払の買い物と似ています。
メルペイスマート払いのメリット
このメルぺイスマート払いは、メルカリの買い物以外でも、ネット上での買い物やコンビニなどのアプリ決済でも使えることになります。本来、メルペイの残高はチャージしたり、メルカリでの販売代金を得ることで増えます。これを使って買い物ができるというサービです。
ここにスマート払いを組み合わせると、手元に現金がなくても買えますし、チャージなしで使えるというクレジットカードと同じメリットが出てきます。
カードと同じく、翌月の決済までに残高を増やしておけば、手数料がかからず精算できます。
定額払の組み合わせ
この支払方法のなかで定額払いが出てきます。
定額払いとは何かと言うと、支払い額が一定額に抑えられる制度です。
本来のように、翌月一括払いであれば、今月の利用料金が10万円なら、翌月に10万円を払います。
しかし、定額払いを使うことで、毎月1万円ずつの支払に分けられるというイメージです。
これなら支払いがラクそうです。
単純に、10万円を10分割にしてもらえるならそのとおりです。
しかし、そうではなく、この場合には、手数料がかかるのです。
年利15%という内容です。
年利15%は、元金100万円以上の場合の利息制限法の上限金利です。
法律の上限設定に近い数字なのです。
ざっくり計算だと、10万円の場合、年間1万5000円ですね。
メルカリにとっての主要利益に?
メルカリに限らず、利息で稼ぐビジネスというのは高収益となりやすい業態です。
消費者金融、クレジット会社、銀行等がカードローンで多額の利益を出していることからも、利息というものがどれだけ利益を生み出すかわかるでしょう。
当然ながら、支払う側にとっては、それは負担となります。
メルカリ側にとっては、重要なビジネスになることから、今後、収益化を重視して、メルカリスマート払い、定額払いへの誘導がされやすくなるだろうと予測しておきましょう。
必要以上にお金を出したくない場合には、誘導されないよう抵抗する意思をもつことが大事です。
もちろん、このような行動は、メルカリだけではなく、他の決済アプリでもありうる話です。
利益がなければビジネスは維持できませんので、このような動きに出ることは責められません。ただ、ユーザーとしては抵抗していくことも考えないといけないでしょう。
メルペイスマート払い、定額払いの支払いが遅れると?
メルカリのサイトによれば、定額払い契約中のお客さまが清算の期限を過ぎた場合、延滞情報が信用情報機関に提供されるとのことです。お客さまの今後の与信判断に影響がある可能性がありますとの注意書きがあります。
通常のクレジットと同じ扱いですね。
さらに、長期に渡りご清算いただけない場合は、下記の対応を行う可能性がありますことをご了承くださいと警告も記載されています。
・メルカリ/メルペイの一部機能の利用を制限する場合があります。
・未払いのメルペイスマート払い債権、手数料等の回収を第三者に委託することがあります。
・2週間ごとに、延滞事務手数料¥300を請求することがあります。
など、メルカリ自体が使えなくなるリスクもあるようです。
安易に飛びつかないようにしたいですね。
自己破産、個人再生の申立人の預金取引を見ると、返済に行き詰まった後、身の回りのものをメルカリで売却して返済資金にしている人も多いです。
ここで、メルペイの定額払いの勧誘をされると、さらに多重債務になってしまう人も出てくる気がします。
任意整理でメルペイが対象になることも出てきています。
なお、債務整理中に、メルペイ定額払いを利用しようとすれば、信用情報の調査が入るため、利用できない可能性が高いでしょう。
メルペイの債務がある場合の債務整理
メルペイサービスは、メルカリの関連会社である、株式会社メルペイがおこなっている事業です。
そのため、債務整理をする場合の債権者は、株式会社メルペイとなります。
自己破産をする際には、メルペイの未払い分、債務があれば、債権者一覧表に載せます。受任通知も送り、支払を停止します。
個人再生でも同じです。
任意整理でも分割払いの交渉などをメルペイ相手にしていくことになるでしょう。
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