ジャックスの債務整理ケース紹介
債務整理の事例
ジャックスの債務整理
株式会社ジャックスとの債務整理の事例紹介です。
ジャックスの任意整理での分割回数
クレジット会社であるジャックスは、5年程度、60回の分割払いであれば、和解がまとまりやすい信販会社です。
借金や収入状況によっては、5年を上回る和解も成立しています。
2024年時点で、債務額100万円以上を7年程度の分割払いの合意もできているクレジット会社です。
ジャックスの特徴
系列としては、三菱フィナンシャル・グループからの出資を受けている会社です。
三菱系列の信販会社では、子会社の三菱UFJニコスが大手です。
ジャックスの取扱高は約4兆円、ニコスが12兆円なので、3分の1程度の規模。
営業収益も半分程度という会社です。
オートローンに強いと言われていますので、カード以外に車ローン残の整理に入ることもあります。
リーガルセンターを神奈川県海老名市のプライムタワーに長く置いている会社で、厚木からも近いです。
過去のキャッシング利率について、利息制限法を上回ることがないわけではなく、過払いになっているケースもまれにあります。ただ、大部分のカードは、利息制限法の範囲内でのキャッシング利率のことが多く、多額の過払金が戻ってくる印象はありません。
どちらかというと、昔から、債務が残ってしまうので、任意整理による解決のほうが多かった業者です。
ジャックスの任意整理の注意点
ジャックスのクレジットカードを整理する際には、借金があるカード以外に、他のクレジットカードや車のローンを利用をしていないか確認するようにしましょう。
中小な流通業者と提携しているクレジットカードが多い印象です。
また、支払いが遅れてから長期間が過ぎていると、ジャックス債権回収サービス株式会社へ債権譲渡されていることも多いです。債権譲渡通知が届いていないか確認しておくほうが望ましいでしょう。
ジャックスと受任通知
ジャックスからの督促が来ていても、弁護士に依頼し受任通知を送った後は、督促は止まります。
その後、時効の調査、任意整理では分割払いの交渉をすることになります。
クレジットカードのため、受任通知後も、督促ではなく、利用明細などの郵便物が届くことはあります。
ジャックスの消滅時効
ジャックスもクレジット会社ですので、他の信販会社と同じく、5年の消滅時効期間があります。
消滅時効期間が経過していても、CICなどの信用情報機関に異動情報が報告されているケースも多いです。
支払いが遅れ、取引がなくなってから5年間、裁判手続をとられていなければ、消滅時効の援用により支払義務がなくなります。
ジャックスは系列会社のジャックス債権回収サービス株式会社に債権譲渡されている事例もあります。
2006年に返済を止め、時効期間が経過後の2017年に債権譲渡されているようなケースもありました。消滅時効の援用をしていないため、債権回収会社に譲渡したものでしょう。
債権譲渡されても、消滅時効期間については変わらず5年です。
ただし、裁判を起こされて判決等が取られている場合もあります。
平成23年に東京簡易裁判所で判決が出され、その後、ジャックス債権回収サービスに債権譲渡された事例があります。判決が出された場合には、消滅時効期間は10年に延びます。ただ、判決から10年が経過し、消滅時効の援用ができた事例もあります。
ジン法律事務所弁護士法人でも2008~2009年前後に支払を止めたケースで消滅時効の援用ができた事例があります。
ジャックスからの借金を含めた債務整理をお考えの方、借金でお困りの方はぜひご相談ください。