JCBの債務整理ケース紹介
債務整理の事例
JCBの債務整理事例
JCBとの債務整理の事例紹介です。
クレジット会社であるJCBは、5年程度の分割払いであれば、比較的和解がまとまりやすい業者です。
ただ、取引履歴の開示までは、一定期間かかったり、多くのクレジットカードの種類があるため、複数カードの情報開示や整理に時間がかかることが多い業者です。
また、クレジット会社の中では珍しく、FAXによる交渉を拒絶し、郵便での提案を求められるため、スピーディな解決がしにくい業者ではあります。
そのため、同時に交渉を開始したのに、JCBのみ和解成立時期や支払開始時期が遅れるということもあります。
とりわけ支払い額が増えるなどの不利益が出るわけではないのですが、支払開始時期が遅れるということは、その分、支払終了時期も遅れることが多く、JCBだけ支払いが残るということもありえます。
ご自分で振り込みをする場合には、管理しにくい業者になりますので、その点は注意しておきましょう。
ジェーシービー任意整理の分割回数
任意整理で一般的な5年間、60回程度の分割払いの和解は成立しやすいクレジット業者です。
5年を上回る和解も、状況によっては成立しています。
2022年でも、全体債務が大きいような場合に、6~7年程度の分割払いの合意ができた事例もあります。
JCB単体の債務で150万円程度のケースで、6年の分割払いの和解ができた事例があります。
JCBのクレジットカードを整理する際には、借金があるカード以外に、JCBカードの利用をしていないか、請求や口座からの引き落としを確認すること、スムーズに債務額を確定するため、カード払いにしているもの(電気、ガス、電話、諸会費)の支払方法変更を済ませておくこと、が注意点となります。
JCBと受任通知
JCBからの督促が来ていても、弁護士に依頼し受任通知を送った後は、督促は止まります。
その後、時効の調査、任意整理では分割払いの交渉をすることになります。
クレジットカードのため、受任通知後も、以前と同じように利用明細などの郵便物が届くことはあります。
ただ、通常は、カード利用を止める形になりますので、カード支払いにしているものは支払い方法の変更、それが済んだ場合には、その利用明細もなくなるでしょう。
ジェーシービーと過払い金
ジェーシービーのクレジットカードを利用してキャッシングをしている場合には、利率によって過払い金があることはあります。
過払い金は、借金が100万円未満の場合、年利18%を超える利息を支払っている場合、その精算がされるものです。
ただ、ジェーシービーのクレジットカードの多くが、利息制限法の範囲内の利率設定をしているため、他のクレジットカードと比べると、過払い金が発生するケースは非常に少ない印象です。
ジェーシービーと消滅時効事例
JCBの債務についても、5年間の消滅時効期間があります。
返済を止めて、裁判等を起こされずに5年以上が経過している場合、消滅時効の援用通知を送ることで、支払い義務がなくなることがあります。
返済約束など債務承認をする前に、ご相談ください。
2003~2007年前後で返済を止めていたケースで、CICには報告が続いており、代理人弁護士から通知が来ていたケースで、消滅時効が成立していた事例があります。
依頼を受け、受任通知を送った後は、JCBの代理人は辞任しました。
弁護士からの通知が来ているから時効は成立していない、というのは間違いですので、ご注意ください。
JCBからの借金を含めた債務整理をお考えの方、借金でお困りの方はぜひご相談ください。